「深堀り」で真実を追求する
この本を読んでいる。
赤羽氏の本で書かれている内容はどれもが簡単だが、すごく実践的で効果があり、仕事でも活用している。
そして、本書で今回改めてそうだよな、と思ったのはタイトルの項目である。
相手の話を聞いて、疑問点があったら、自分が納得するまでその理由を問いかけ続ける、というものだ。
このことは分かってはいるが、今も苦手だ。それは、深掘りをすると相手が嫌な顔をしてきて、なんだか申し訳ない気持ちになってしまうからだ。
この点について、赤羽氏は次のように記している。
「丁寧な姿勢は崩さないものの、相手が少しくらい面倒そうでも遠慮せずに聞き続けることだ。遠慮すると何も始まらない」
特に「遠慮すると何も始まらない」、この一文にハッとさせられた。
自分は相手に嫌われないように仕事をしているのではない。会社という組織に利益を与えるために仕事をしているのだ。そう考えれば目の前の人間に嫌われることは目標達成における通過点でしかないのだから、気にすること自体が間違っているんだ、と思えるようになった(ここが行き過ぎれば嫌われるんだろうけど、性格上、そこまでガシガシ行くことはなさそうだからそこは気にしない)。